CakePHP 2.x – DebugKitの導入方法
CakePHP 2.xのDebugKitの導入方法です。
DebugKitを導入すると、セッションの中身、SQL文、ログなどを見ることができ、開発に非常に重宝するので、ぜひ導入してみてください。
前回の記事の環境を元に、Debug Kitの導入をします。
CakePHP 2.xのローカル環境での初期設定
ソースコードのダウンロード
GitHubからソースコードをダウンロードします。
cakephp/debug_kit · GitHu
releasesをクリックしてからDebug Kit 2.2.4のSource code(zip)をクリックすると、Debug Kitのソースコードがダウンロードできます。
3.x.xはCakePHP 3.x用でCakePHP 2.xでは正常に動作しませんのでご注意ください。
CakePHPのディレクトリにDebugKitを配置
ダウンロードしたzipファイルを展開後、フォルダ名をDebugKitにリネームし、CakePHPのpluginsディレクトリへ配置します。
$ # zipファイルを展開
$ unzip ~/Downloads/debug_kit-2.2.4.zip
$ # 展開したフォルダをcakephp/pluginsへフォルダ名を変更して移動
$ mv debug_kit-2.2.4/ /Applications/MAMP/htdocs/cakephp/plugins/DebugKit
ソースコードの編集
Debug Kitを有効にするために、ソースコードを編集します。
app/Config/bootstrap.phpに、プラグインのロードの記述を追記します。
// app/Config/bootstrap.php
CakePlugin::load('DebugKit');
app/Controller/AppController.phpで、コンポーネントの読込を追記します。
// app/Controller/AppController.php
class AppController extends Controller {
public $components = array('DebugKit.Toolbar');
}
app/View/Layouts/default.phpに記述されたsql_dump エレメントの出力をコメントアウトします。
// app/View/Layouts/default.php
// echo $this->element('sql_dump');
確認
ブラウザから http://localhost/cakephp/
にアクセスすると、画面の右上にCakePHPのアイコンが表示されていると思います。
アイコンをクリックするとDegub Kitの詳細が表示されます。これでDebug Kitの導入は完了です。
DegubKitはComposerでインストールすることもできますが、Composerでのインストール方法は後日記事にしたいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
補足
Degub Kitを使用すると、「serialization of ‘closure’ is not allowed」というエラーが表示される場合があります。
もしエラーがでた場合は、次のようにapp/Controller/AppController.phpを修正してみてください。
// app/Controller/AppController.php
class AppController extends Controller {
public $components = array(
'DebugKit.Toolbar' => array('panels' => array('history' => false))
);
}